肩関節のMRIはポジショニングで決まる!

肩固めをマスターせよ!
肩関節

目からウロコ。あんなに苦労していたのにアーチファクトは患者の性にしていた・・。

実は、ポジショニングが下手なあなたが原因でした。早くとってしまえばきれいになるのか!と思っていましたが、「肩固め」をマスターすれば、少しくらい時間が掛かってもアーチファクトを抑制できるじゃん。

そのコツは、「機能的解剖」を理解すること。検側ばかり気にせずにバランスよく配置してやることが大事。それほど難しいもんだいではない。
尚」、この「肩固め」は北海道 SIGNA UMのアイデアを参考しています。日々努力。まさにMRIに必要な言葉ですね。

肩固め

肩固め 肩関節の撮像には、できるだけ患者さんが動かないように固定することがポイントになります。そこで、仰臥位で寝てもらったあとにコイルのセッティングを行いますが、 Signaにはおなじみの楔型スポンジを3枚使います。

この3枚を撮像部位と対側にも使うことで効果的な固定ができます。これを「肩固め」といいます。

コイルをつける

手順1 コイルを先に装着!
患者さんに寝てもらう前に、shoulder-array(ショルダーアレイコイル)を装着したほうが、ポジショニングがしやすくなります。できるだけ、先にコイルを肩に掛けてもらいましょう!

手順2 できるだけオフセットしない

患者さんの体格にもよりますが、オフセットしてしまうとブラーリングの影響が出てしまう可能性があります。磁場センターに近い位置で寝てもらいましょう。
このとき、枕をしてあげると割と楽に寝ることができます。間違っても、コイルの下に専用枕を置かないようにしましょう(非常に窮屈な姿勢になってしまいます)

手順3 肘の角度で中間位もしくはやや外旋位にする

プランでも説明しますが、肩のMRIでは、棘上筋腱に対して平行に撮像することでピットフォールが少なくなります。やや肘を屈曲し、手首を持って体位をとるようにしましょう。
このとき、患者さんの痛みが強い時に無理に動かすと検査中の動きの原因になりますのでしっかりと声掛けをしましょう。

手順4 肩固めで固定

まず、非検側(コイルをつけていない方)の肩の下に楔型の三角枕を2つはさみます。
次に、検側のコイルと肩の間に楔型の三角枕を挟みます。こうすることで、肩甲骨が密着し動きにくい姿勢になります。
これが、札幌医科大学付属病院で開発された「肩固め」です。割と自然な体位でがっちり固定ができるようです

検側の肘をバンドでしっかり固定します。このとき、患者さんに「少しきつめに固定しますね」と声掛けすることも重要でしょう。
つぎに、手の平を太ももに密着させ固定します。間違っても腹の上には置かないでください。動きの原因になります。(ovationよりも動きによるアーチファクトが目立つため)

肩固め従来
これでは、止めているけど、不安定なんでしょうか?肩甲骨ががっちり包みこんでやることが大事なのかもしれません。